「転職の幅が狭い!」
「勤務時間が長すぎる…」
「こんなに働いたのに給料これだけ?」
このまま飲食店で働いて将来大丈夫なのか不安に思っていませんか?
実は飲食店の社員は、若くして出世するチャンスも多いですが、そのまま店舗でキャリアアップできずに働く2極化が進んでいます。なぜならば飲食業界は個人のスキルや経験でキャリアが決まる実力社会だからです。
私は飲食業界歴20年。アルバイトから正社員になったものの、当時働いていた職場での先々が不安でした。それからは飲食店でのキャリアを積むために、ソムリエ資格を取ったりマネジメントを経験。どうやれば飲食店の社員が将来の不安がなくキャリアを築けるか見えてきました。
- 飲食店社員の将来性が不安な理由
- 飲食店社員がキャリアアップする3ステップ
【結論】キャリアアップは総合型と飲食特化型転職エージェントを活用して、両方のいいとこ取りをする。
この記事を読めば、将来の不安が多い飲食店のスタッフがキャリアアップできる方法が分かります。
一人で考えて悩んでも将来の不安は消えません。具体的な行動ができるように分かりやすく、3つのステップでキャリアアップの方法を解説しています。ぜひ最後まで読んでください。
飲食店社員の将来性が不安な理由
深刻な人手不足
さまざまな業界において人手不足が叫ばれている現在、飲食店は特に深刻です。
帝国データバンクが実施した「人手不足に対する企業の動向調査(2023年4月)」によると、飲食店の人手不足割合は非正社員が85.2%で全業界ワーストです。ワースト2位は旅館・ホテル78.0%、ワースト3位は飲食料品小売で58.7%。
ちなみに2022年も飲食店はワースト1位。
飲食店はスタッフがいないと回りません。非正社員がいないということは、残された社員の負担が増えるということです。結果離職率も高く、人手不足問題は飲食店の将来に不安を感じさせます。
データにも表れている飲食店のきつい働き方は別記事で詳しく解説しています。
飲食店の高い開業率・廃業率
飲食業界は他店との競争が激しく、開業率と廃業率共に全業界で一番高いです。
引用元:中小企業庁/小規模企業白書
特に2020年~2022年は、緊急事態宣言やまん延防止重点措置が発令されたことにより、日本中の飲食店が休業・営業時間短縮を迫られました。社会情勢の影響を受けやすい業界でもあり、赤字や倒産のリスクも高いです。
そのため結婚・子育てなどのライフイベントを考えると、長く安心して働ける業界とは言えません。
AI技術による自動化
飲食業界にもAIによる自動化の波が来ています。生産ラインの自動化や配膳ロボットの普及です。
便利になり生産性が上がるのは大歓迎。しかし同時に今まで人手が必要だった仕事がなくなるということでもあり、失業問題に発展する可能性もあります。
長く働きづらい飲食業界の注意点は別記事で詳しく解説しています。
将来が不安なら積極的にキャリアアップする
異業種転職や飲食業界でキャリアアップ
飲食店社員はそのまま店舗で働いていても、将来が不安です。異業種転職するか同じ飲食業界で積極的にキャリアアップするかのどちらかです。
異業種転職に興味がある方は、飲食経験者が異業種へ転職するコツを別記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
同業飲食が一番スムーズ
同業の飲食店への転職ならば給料が減ることなく、逆に即戦力採用でキャリアアップできる道も見えてきます。
とはいえ飲食店の働き方はハードで、自身のキャリアをじっくり考える時間は少ないです。そう簡単にキャリアアップの道が開けるわけではありません。
一人の力では難しいので第三者の力を借りましょう。転職エージェントを活用するのがおすすめです。ただ転職エージェントを利用する際にはコツがあります。利用の仕方を間違うといつまでたっても将来が不安なままです。
次項で3つのステップで解説します。
飲食店社員がキャリアアップする3ステップ
飲食店社員がキャリアアップする方法を3ステップで紹介します。
他人が認めるあなただけの個性を発見できる
発見した個性を生かせる場所を広い視点で探せる
発見した個性を光り輝かせる場所が見つかる
①総合型エージェントで自己分析
キャリアアップするには今より少しランクが上の仕事にチャレンジする必要があります。
必要なのはあなたが気付いていない強みを見つけてくれる存在です。本来ならば職場にメンターのような相談できる相手がいれば好都合。しかしなかなかプライベートなことも含めて存在できる相手はいません。
そこで転職エージェントを活用するのです。まず実はあなたが持っている強みやスキルを浮き彫りにしましょう。するとハイクオリティでデキる人の自己㏚を完成するので、ワンランク上の求人案件に挑戦できる可能性が出てきます。
総合型転職エージェントは幅広い業種を扱い、多くの登録者が利用するのでコンサルの質が高いです。
総合型転職エージェントは隠れた強みを見つけてくれる心強い味方になってくれます。
総合型エージェントで紹介ししてくれるのは大きめの企業案件です。
持ち帰って検討しましょう。
②特化型エージェントで先入観なしの仕事探し
飲食特化型転職エージェントは飲食業界の専門的な求人が多いです。総合型で自己分析できているので、より確度の高いあなたにマッチした仕事が見つかります。スキルアップできる仕事や、飲食でも未経験の分野の仕事も見つかりやすいです。
飲食特化型は専門的求人が多くて紹介案件数は多いのですが、担当者が企業側に寄り添いすぎている場合があります。緊急度の高い案件だけすすめてきて、本当にあなたに合う求人は後回しということもあります。それでも焦らないしっかりとした自分自身を持つためにも、一度総合型で広い視点を入れる必要があるのです。あなたに合わない案件はきっぱりと断りましょう。
担当者の方はだいたい元飲食業です。
仲良くなって私みたいにならないように注意してください!
私の飲食専門転職エージェントでの失敗談詳細は別記事で。
③総合型・特化型両方の案件検討
これで総合型の比較的大きめの企業と特化型のディープな案件とが出そろったはずです。冷静になって両方の案件を検討しましょう。
飲食経験者おすすめ転職エージェント
総合型転職エージェントではキャリアのヒアリングをしっかりしてくれるところがいいです。また担当者との相性もあるのでできれば2社登録しておくのがおすすめです。
総合型転職エージェント
既卒・フリーターでも就職できる!【第二新卒エージェントneo】
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飲食特化型転職エージェント
- 年間20,000名を超える登録者。急成長中のエージェントなので飲食業界のトレンドが分かる。
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