「自己分析は就活の時から苦手…」
「自己分析しなくても転職できるでしょ?」
「仕事をしながらだと自己分析するヒマがない!」
転職活動をスタートしたけど自己分析で行き詰っていませんか?
実は自己分析には賢いやり方があります。一人でやらずにプロの力を借りる効率的な方法です。
私は飲食業界歴20年で転職活動は3回。1回目の転職活動は一人で行いうまくいかず活動は長期化。しかしある転職エージェントと出会ってから、意外な自分の強みやスキルに気付き、一気に転職活動は好転しました。
またプレイングマネジャーとして自身も接客しながら、スタッフの教育や研修、評価査定も経験。延べ人数300人以上。飲食で働くスタッフは、本人が気付いていない強みをたくさん持っていることに気付きました。
- 飲食従事者こそ転職エージェントで自己分析すべき理由3点
- 転職エージェントを活用した自己分析のやり方7つ
【結論】飲食従事者こそ転職エージェントとの面談を活用して自己分析をやるべき。
この記事を読めば、自分でも気付いていない強みに気付くことができ、転職活動がうまくいきます。
転職エージェントを活用した自己分析のやり方7つを実践して、第一希望の内定を手に入れてください。
飲食従事者こそ転職エージェントで自己分析すべき理由
飲食従事者こそ転職エージェントで自己分析すべき理由は以下の3つです。
- 新卒時に自己分析をやっていないから
- 効率的に自己分析をする必要があるから
- 飲食従事者は強みがないと思い込んでいるから
順番に解説します。
新卒時に自己分析をやっていないから
飲食業界では自己分析をしなくても入社できた人が多いです。
なぜならば
- アルバイトからそのまま社員になる
- 専門学校のインターンからそのまま就職
というケースが多いからです。
既にアルバイトとして働いている状態でエントリーするので、会社は候補者がどんな人物かもう分かっています。
そのため自分への理解が中途半端でも内定が出てしまうのです。
飲食経験者は徹底的に自己分析をした経験がないので、いざ転職活動となるとどうしていいか分からなくなります。
効率的にやる必要があるから
自己分析は地味な作業で時間がかかります。
しかし飲食業は過酷な労働環境なので長時間労働かつ休日も少ないです。なので在職中に丁寧に自己分析をする時間の余裕がありません。
また中途採用と新卒採用では自己分析をする内容も違います。
中途採用 | 新卒採用 |
何をしてきたのか? 何ができるのか? | 即戦力重視何が向いているか? 何をしたいのか? | ポテンシャル重視
中途採用は即戦力として「何ができるのか」が重視されます。入社後の経験を通して得た強みがポイントです。
一方、新卒の就活は社会人の経験がないので候補者のポテンシャル重視です。なので新卒時の自己分析は「何が向いていて」「何がしたいのか」がポイントです。
新卒時と同じように自己分析すると失敗します。
ハードな働き方の飲食従事者が、自分への正しい理解をして対策するのは難しいです。
慣れない自己分析はプロの力を借りるのが上手なやり方です。
転職エージェントというプロの力を借りれば、時間を無駄にすることなく効率的に自己分析ができます。さらにあなたにマッチする企業も紹介してもらえるので、転職活動は短期集中でスピーディに進むのです。
強みがないと思い込んでいるから
飲食業の仕事はマニュアル化されているので、単純作業の占める割合が多いです。さらに飲食店という限られた人だけの閉鎖的空間で視野が狭くなりがち。
その結果、自分には何もキャリアがないし強みもないと思い込んでしまう人が多いです。
本当は単純作業の陰で、しっかりとキャリアを形成しています。
しかし日々の忙しさでせっかくの経験を忘れてしまっているのです。
本来ならばやってきた仕事の意味や価値は、職場の上司に気付かせてもらえます。もしあなたが在職中ならば上司や先輩に思い切って相談してください。
でも相談できる関係じゃなかったり、そもそも離職中かもしれません。そこで転職エージェントに手伝ってもらうのが賢い自己分析のやり方なのです。
転職エージェントの利用が初めての方向けに、転職エージェントの基礎的なこと書いた別記事を用意しています。
転職エージェントを活用した自己分析のやり方7つ
転職エージェントを活用した自己分析のやり方は以下の7つです。
- 新しい言葉のチョイス
- 項目の入れ替え・統合・削除
- 拾ってくれた実は輝くキャリア を追加
- 弱みを強みに変える
- プライベートを話す
- 今の会社の不満を聞いてもらう
- 求人の希望を広げてみる
順番に解説します。
1新しい言葉のチョイス
面談ではどんなキャリアを経てきたのか丁寧に聞いてもらえます。
アドバイザーがあなたの経験してきた仕事内容をまとめる時の
- あなたが今まで使ったことがない
- 「カッコいい」「おしゃれ」「キレイ」と感じた
言葉や表現がカギです。
特に総合型転職エージェントだと飲食業の常識が非常識なので、思いもよらない意外な言葉や表現でキャリアをまとめてくれます。 自分のキャリアも言葉が変われば印象が変わり、実は強みだったと気付けるのです。
自己肯定感も上がり転職活動のモチベーションが維持できます。
2項目の入れ替え・統合・削除
入れ替え
経験してきたことは複数あるはずです。全部伝えてください。 すると順番を入れ替えてくれます。
最上位に入れ替えてくれたキャリアこそアピールすべきあなたの強みです。
統合
色々話した後、「これとこれはまとめると分かりやすいですよ」とアドバイスを受けることも。まとめると築いてきたキャリアや強みに厚みが増します。将来面接で志望動機を伝えたり、自己㏚をする時に端的に伝えられる効果もあります。
削除
伝えたけど順番が下になったり、熱く語ったのに入れてくれない経験も出てきます。客観的評価により優先順位が分かりアピールする内容にメリハリが出ます。
3拾ってくれた実は輝くキャリアを追加
何気なくあなたがしゃべった経験を
「先ほどの○○って言ってた件もう一度いいですか?」
と戻ってヒアリングしてくれたら新しい強み発見。
毎日普通にやっていたことも実は磨けば光るのです。
特に飲食の仕事は単純作業も多いです。しかし単調な作業でもしっかりと意味と価値があって、お客さんのために存在している仕事です。
今こそ認めてもらいましょう。
キャリアアドバイザーには洗いざらい話してください。
4弱みを強みに変える
あなたの弱みも面談では伝えてください。
なぜかというと、
「でもそれはポジティブに表現すると〇〇ですよね」
とあっさり強みに変換されるからです。
業種や会社が変われば弱みも強みに変わります。
例えばスタンバイがいつも不完全で何回も確認してしまう「忘れやすい」という欠点。何回も確認してしまうのは、飲食業の仕事は段取りが命だったことを理解している証拠です。「業務の深い理解ができている」ととらえられて信頼感につながることもあります。
5プライベートを話す
飲食業から違う業界への転職の場合はプライベートから意外な強みが出てきます。
異業種や未経験分野への転職は、新卒の就職活動と似て人柄が重要視されるからです。社会人経験が浅い人も同じです。
総合型転職エージェントは特にいろいろな業界への可能性を探ってくれます。
趣味や特技、休憩時間の使い方など普段の生活の様子を伝えて、あなただけのアピールポイントを浮かび上がらせましょう。
6今の会社の不満を聞いてもらう
今の会社の不満を、辞めたい理由として話すのも効果的です。
社外の人に聞いてもらうと、辞めなくてもいいかなと考え直すからです。
経験してきたことを話すと、
「案外たくさんのことやってきたな」
「今の会社でまだできることがある」
「もう少し続けてみよう」
と今の会社の魅力とあなたの強みも気付きます。
ならば辞めずに続ければいいのです。むしろ以前より充実して働けます。
それでも辞めたいと思うなら、ようやく退職を決断すればいいのです。どの道へ進めばいいのか見えてきます。
退職済みなら前の会社を辞めた理由を伝えましょう。
辞めたから分かることが必ずあります。文字通り辞めなければ分からなかったこと。在籍中には絶対に気付けなかったのです。
失ってはじめて大切なものが分かりますし、やはり要らなかったものも出てきます。大切なものだけを残して強み集中しましょう。
7求人の希望を広げてみる
あなたが希望する業界や業種がはっきり決まっていたとしても、あえて幅を持たせて伝えてみると新しい可能性を追求できます。
なぜならば紹介してもらえる案件が多くなり、意外な求人と出会えるからです。一人で自己分析をすると無意識のうちに視野が狭くなります。
そこで意識的に視野を広げることで、今まで気付かなかった新しいあなたの強みが浮き彫りになります。
【まとめ】上手な自己分析は転職エージェントを活用すべき
最低2社のエージェントで相談する
最低2社の転職エージェントに相談してください。
ここまで読まれた方の中には、
「そんな簡単にできるの?」
と思った人もいるはずです。
1社目の転職エージェントで、あなたの強みを引き出してくれる担当者に出会えればラッキーです。しかし、どうしても人間同士なので相性もあると思います。
そこで最低2社の転職エージェントに行きましょう。
1社目は緊張もしますしコツもつかめないです。転職エージェントの利用が初めてならば勝手も分かりません。
自己分析だけに時間はかけたくないですが、転職活動のベースになる工程です。
最低2社はエージェントに相談しましょう。
2社以上の転職エージェントに行く理由は自己分析をするためだけではありません。
転職エージェントは無策で行くと失敗します。
知っておかないと損をする転職エージェントの賢い活用法はこちらで詳しく解説しています。
自分に合う手法にトライすれば、必ずアピールできる強みが見つかる
飲食経験者こそ自己分析は転職エージェントを活用しましょう。
できれば2社以上の転職エージェントに相談しましょう。
おすすめの転職エージェントはこちらからどうぞ。