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「飲食店スタッフは底辺?」本当の理由5つ【続ける人の注意点】

大変な飲食業

アフィリエイト広告を利用しています。

「バイトでもできるよね」
「大卒なのに飲食業って…」
「ご家族は苦労するでしょ?」

自分が働く飲食業界を底辺呼ばわりされて悲しくなったことはありませんか?

私は飲食業界歴20年ですが、周囲からの飲食業の評価はまだまだ低いと感じています。

「毎日朝から深夜まで大変な思いで働いているのになぜ?」と飲食業で働いたことを後悔することも多かったです。

そこで今回は飲食業界歴20年の私が「飲食の仕事を続ける人の注意点」をお届けします。

✔この記事の内容
  • 飲食が底辺と言われる本当の理由5つ
  • 現場のリアルな声
  • 飲食の正社員が辞めていく理由

【結論】目的がなければ辞めた方がいいです。

本記事で紹介する飲食の仕事を続ける人の注意点を知ってもらえれば、ネガティブな周りの声は気にならず仕事に集中できます。

逆に今回紹介する注意点を知らずに飲食の仕事を続けてしまうと、「やっぱり辞めとけばよかった…」と後悔するかもしれません。

分かりやすいように現場の声も紹介しますので、最後まで記事を読んでください。

特に20代の方に読んで欲しい内容です。

目次

飲食が底辺と言われる本当の理由5つ

飲食業が底辺と言われる理由は以下の5つです。

  • 誰でもできる仕事
  • 古い体質がまだ残っている
  • 労働集約型の業界
  • 労働環境の水準が全業界ワースト
  • ブラック企業のイメージが定着

それぞれ順番に解説します。

誰でもできる仕事

飲食店の仕事は誰にでもできると思われています。 

なぜならばスタンバイは単純作業が多いからです。 

例えば 

  • テーブルセッティング 
  • お皿やグラスをみがく作業 
  • サービス中に使用する什器やおしぼりの仕込み 
  • 各種マシーンの設定と洗浄 
  • メニュー作成

など。 

実はあえてシンプルな作業工程にして、よく考えた上で回せるように工夫しています。

お客さんのために、すべての作業に意味と価値が存在するのです。

しかし表面だけ見て「簡単じゃん」と思う人は、飲食で働くスタッフを底辺と間違ってしまいます。 

本当は難しいことを簡単に見られるのはプロとしてはうれしい。

古い体質がまだ残っている

飲食業は古い体質です。 

やっていることがかなり古いからです。

例えば 

  • 仕事は見て覚えろ(本当に教えない) 
  • 先輩の雑用(パシリにされたり) 
  • パワハラ(気に入らなかったらいじめて辞めさせる) 
  • セクハラ(上の立場を利用する)  

など。 

仕事を親身に教えてもらえなかったり、休憩中も私的な雑用を頼まれてうれしい人はいません。パワハラ・セクハラは法律違反です。

外部から見たら飲食が底辺と思われてもしょうがないと思います。

労働集約型の業界

労働集約型産業とは、主な業務を人間の労働力に頼る割合が多い産業のことです。飲食店は接客や調理などほとんどを人手に頼っているため、労働集約型産業に分類されます。

簡単に言うと飲食業界は他の業界より圧倒的に人手が必要。

となると 人件費を安く 働く人数は少なく 営業時間は長く した方が利益が伸びます。

つまり低賃金で人手不足、長時間労働が進めば進むほど会社は潤う構造です。

経営側従業員側
人件費を安く低賃金
働く人数は少なく人手不足
→休暇が取れない
営業時間は長く長時間労働
体を動かした分だけ報酬肉体労働
問題放置高い離職率
労働集約型飲食業の問題

モチベーションアップの制度や心身の健康を考えてくれる福利厚生があれば多少は頑張れます。

しかし経営側に偏った考えの会社は底辺と思われても仕方がないです。

労働環境の水準が全業界ワースト

低賃金、人手不足、少ない休暇、長時間労働、高い離職率は感覚値だけではなくデータとして裏付けられています。

これらの5項目中4項目が全業界中最低の水準です。

数字が低ければ文字通り底辺の業界と言われます。

厚生労働省や民間のリサーチ会社が出している調査結果の詳細は別記事でご覧ください。

飲食にブラック企業のイメージが定着

世間に飲食はブラックいう考えが定着しているので、なかなか底辺というイメージを払拭できない状況もあると思います。某就活サイトで飲食店スタッフが底辺の職業にランクインされてテレビのニュースになったことは、ブラックイメージ定着の象徴的な出来事です。

飲食業界と世間のイメージ双方が変わらないと底辺と言われ続けます。

飲食業が底辺と言われる理由を5つ解説しました。

絶望的な内容もありますが、意外に楽しんで働いている人もいるのです。 

次項では実際に飲食業界で働く人の声を紹介します。

現場の声は「独立したい」「楽しい」「やっぱり無理」…

飲食店で働く現場の人の声を紹介しておきます。

「独立したい」

将来独立して自分の店を持つのが夢という人は結構多いです。

家業を継ぐ人もいますので、技術だけではなく経営に関することも貪欲に勉強しています。 

ただ目的が明確なので、学びたいことを習得したら短い期間で辞めていく人が多いです

「仕事が楽しい」

仕事を楽しんでいる人もいます。

例えば

  • 大きい会社なら出世ができている人 
  • 現場なら資格(ソムリエや利き酒師など)を取ってスキルアップする人 

など。 

独立と同じように明確な目標を持っている人は楽しんで働いています。

「やっぱり無理」

もちろん続けるのは無理と感じてすぐに見切りをつける人もいます。

無理と思う理由は

「アルバイトでもできるじゃないですか?」
「食事休憩の時間もないなんて・・・」 
「嘔吐処理は無理です」

など。

 飲食店の実態を目の当たりにして、本社勤務を切望したりすぐに辞めてしまう人もいます。

新卒で入社した飲食業を続けるか辞めるかの判断基準は別記事で詳しく解説しています。

「ま、いっか」

一番多いのは深く考えずに働いている人だと思います。大きな夢はなくて、不満はあるけど耐えられるレベル。しがみついてるとも言えるかもしれません。

飲食の正社員がほとんど辞めていく理由

飲食業の正社員は残念ながらほとんど辞めていきます。

独立して辞めていく

独立が目標の人は短期間でより多くのお店で働きます。しかし独立の準備ができたら当然辞めていきます。

結婚を機に辞めていく

男女共に多い理由が結婚です。家族を思うと、長くは働けないと考え始めます。子供が生まれると、体力的にも時間的にも余裕がある別業界へ転職する人は多いです。

出世できずに辞めていく

大きい会社なら本社勤務や工場勤務など、キャリアを積んでいく道は広いです。しかし、それでもポジションは先細りしていきます。早期退職制度で役員手前で退職した人もいます。やはり出世は狭き門なのです。

やりたいことが見つかり辞めていく

コロナ後によく見かける辞める理由で多いのが「やりたいことが見つかったから」です。新しく小さな会社を興す人もいれば、都会での生活をぱったりとやめて地方で農園を始めた人もいます。

他の飲食店勤務のため辞めていく

飲食店は倒産件数も多いですが新規出店も多い業界です。フットワークが軽かったり、顔が広くスキルのある人は引き抜かれて新しいお店で働いています。

【結論】目的がなければ辞めた方がいい

目的がなければ続けるのは難しい

独立やスキルアップなどの明確な目標がなければ飲食業は続けられません。

明確な目標があるから、底辺と言われても気にせず続けていられるのです。

目標がないのに 

  • 全業界中最低の労働環境 
  • 飲食業独特のハードな働き方や習慣

などには耐えられません。 

体を壊してからでは遅いです。 行動しやすい20代のうちに対策しましょう。

体を壊すと本当に大変です。私の実体験はこちら。

今が楽しくても長くは続けられない

今が楽しくても長くは続けられません。

いずれは

  • 結婚や出産などのライフイベントで変化する価値観
  • 限られた出世の道

を前にして転職を余儀なくされるからです。 

将来のことを考えて早めに行動しましょう。

うまくいっている人は目的意識がはっきりしている

なぜ飲食なのかを考える

飲食業で働く目的は何なのか明確にすることをおすすめします。

しかし飲食業従事者の働き方はハードです。忙しい毎日なので、自分と向き合って夢や目標を考えるのが困難なことも知っています。

プロに頼る自己分析 

気付いていない強みが必ずある 

飲食業で働いてきた人は、なかなか自分の強みに気付いておらず新しい道へ進めません。

理由は長時間労働や人手不足で、今までキャリアを振り返る余裕がなかったから。

だからこそ、あなただけの強みを見つけられたら新しい道へ歩き始めるチャンスです。 

自己分析をしてあなたの強みを見つけましょう。

とはいえ

「新卒の就活でも自己分析とか志望動機とか苦手でした…」 

「どうやってキャリアを振り返って強みを見つければいいんですか?」 

「毎日朝から深夜まで仕事で時間ないですよ!」

と考える人が多いと思います。 

キャリアや強みは、ひとりで自己分析しても思い浮かびません。

なのでプロに頼りましょう。 

転職エージェントを活用するのです。 

転職エージェントがどんな所か分からない方はこちら

エージェントに自己分析を頼るメリット 

転職エージェントを利用して自己分析をする最大の目的は、

「あなた自身も気付いてない、実は持っているスキルやキャリアを発見すること」 

です。

メリットは 

  • 自分に合う業種は何なのか?という人生を左右する問題がクリアになる 
  • プロのアドバイスでキャリアに磨きがかかり、知らなかった強みを発見できる 
  • 個性あふれた自己PRや職務経歴書が出来上がり、つらい飲食への逆戻りを防ぐことができる

などです。

転職エージェントは退職していなくても利用できます。

具体的な転職エージェントを活用した自己分析のやり方は

迷っている段階でもエージェントに相談 

転職エージェントでは、あなたに専属の担当者が付いてくれます。 

まだ転職をするかどうか決めていなくても相談に乗ってくれるのです。

もちろん無料です。

転職エージェントで今の会社では言えない悩みや不安を正直に話してみましょう。 

丁寧にヒアリングしてくれますよ。

でも待って!

転職エージェントには行く順番があります。

転職エージェントには行く順番がある

意外と知られていませんが、転職エージェントには行く順番があります。

  • まずは総合型に行く
  • 特化型エージェントに行く 

なぜならば

  • まずは総合型であなたが進む業界以外の視点を入れておくため
  • 総合型で視野を広くしておけば特化型で不本意な求人を掴まされなくなるから

です。

行く順番を守らないと、また底辺と感じてしまうような会社に逆戻りします。

進む業界を決めている人こそ、まずは総合型に行ってから業界特化型のエージェントに行きましょう。


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